twitter募金の行方
ツイッターのタイムラインを見ると、日々「ツイッターで呟いて募金…(リンク)」というのが毎日流れてきます。そう、私の友人は情に厚い心優しい友人が多いのです。
私は普段からよく募金もしているほうだ…と思っているし、つぶやいて募金ってなんとなく胡散臭さを感じてやらないことにしてます。が、毎日こうタイムラインに流れては、自分は非常にけちで薄情な人間だと責められてるような気になってきます。つぶやくくらい。誰が損するわけでもないし。でもね、うーん。どうなんですかね。
で、ちょっと調べてみた。代表的な、最もよく流れてくるのはこれね。
ユニリーバって具体的にどんな会社?ってよく分からないので調べてみたら(ユニリーバ - Wikipedia) 要はリプトン紅茶、石鹸のラックス、ダブ、洗剤のジフ、ドメストを扱ってる外資系の企業ね。怪しいところではなさそう。
で、件のページを見ると寄付総額は一千万に達してるようだけど、よく読むと幾つかのバリエーションの寄付の総額。つぶやき数は120万にすぎないのでつぶやきによる寄付金は120万円なのだろう。多いと見るか、少ないと見るかはなんとも。額ではないとする価値観もあるだろうしね。
で、この寄付金の行き先は4つの団体(現在は3つですが)
一つは国連世界食糧計画(WFP) ですが、ここは6月末で募金終了。トップページでいつまでも載せてるのもどうかと思うが…
もう一つはユニセフ。ユニセフ自体は募金をしないので正確には、日本ユニセフ協会という外郭団体。2ちゃんねらーの皆様には非常に評判が悪い。ざっくりネットで見て回って具体的に何が気に入らないのかみたけどもどうもよく分からなかった。寄付金の最大25%までを事業費として使う、となっているところが気に入らないっぽいけど、維持費は必要になるだろうし寄付金の額だって一定ではないわけだから「最大」と書かれているんじゃないでしょうかね。逆に他の団体は一円たりとも維持費に使ってない、というわけでもないでしょうし。
もう一つはoxfam。馴染みがないので調べると
貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を100カ国以上で展開している団体
とある通り、震災募金でも
被災された方のなかでも、特に小さな子どもと母親、シングルマザーの方、日本に移住している方、家庭内暴力や性暴力被害にあっている方に次の支援を実施しています
とあり、活動内容を見てもシングルマザー、妊産婦、気仙沼のフィリピンの女性たちのラジオ番組…という内容が目についた。
もう一つの団体はセーブ・ザ・チルドレンという団体。調べると
児童の権利に関する条約 (子どもの権利条約) を理念とし、子どもの権利の保護を目標として活動している
という団体。震災の活動報告は復興支援サイトに詳しい→寄付・募金・ボランティア|子どもたちのための国際NGO:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
直近でお金のかかってそうな企画は「被災地のサッカー少年 ブラジルへ行く」あたりだろうか。ツイッター募金で120万のうちの30万がセーブ・ザ・チルドレンに渡ったとして一人分の飛行機代になるかどうかの額、か…
これらのツイート募金先。妊婦、シングルマザー、子供たち。復興支援というにはどれも変化球すぎないか?というのが正直な感想。
自分が願う復興は、支援や寄付など要らない自立した経済活動の回復。緊急もあるだろうけどそれはまた別として。できればそういう回復に近づくための方策を支持したいし、力になれればと思うし、そういう方向で意思表示をしたい。
寄付金などは「額ではない」というのはよく聞く言葉で、そうでないとすれば「意思表示」「拡散運動」「知ってもらうため」って話もよく聞く。さて。額としてもそれほど効果があるようにも見えず、支持したい方向としても自分からすると若干違うようにも思えます。
しかしつぶやいて1円。どうなんだろう?平均フォロワーを仮に100人としても、120万のtweetは非公式RTのように、のべ一億2千万に拡散してるわけか。うーん…情報としてもどうなんだろうね。毎日毎日流す内容として。自分のフォロワーに「同じように支持してください」ってこと?「私は支持してます!」ってことは確かだろうけど。みんなどう思ってるのかな。自分はそういうのが流れてきて「いい人なんだろうなー」とは思うし、なんであれ善意ですしね。逆に善意の意思表示ってなんだか責めるような圧力があってさ、そういうのをやらない自分はどう思われてるのかななんて考えます。冷たい人間だとか頭固いとか思われてるのかなーとか、そういうことはどうしてもよぎります。
(どんな団体にどんな寄付をするにしても聞こえないところでやってくれればいいのに)
寄付しよう、助けになりたいという気持ちは持っていてもこういうつぶやいて募金をしないという選択をするのもアリですよね。