ノット イージー・ライダー
暇さえあればいつもVespaに乗ってます。
夜だしさすがに乗らないよな、と思いながらそわそわする通勤帰りの電車。家には宅急便の不在通知。これはすぐに集配所に取りに行かねば(別に再配送でいいんだけど)
で、深夜往復10キロの道を走りました。もう少し走りたいな、と思う気持ちを抑えて帰宅。そんな日々で納車後すでに800キロを越えて、今メーターで5000キロを越えたところでした。
納車時に4200キロくらいだったかな。メーターの数字というのは実はあまり信用してませんが、5000というのは切りのいいところです。

一応メーカー標準のメーターのようにも見えますが、こういう配色のメーターはあまり見ないような気がします。メーターは多機種で流用してるため、80キロまで書いてあるわけですが、何故か80だけ逆。謎。前オーナーが何かしたのかな。
ともあれ、今日は半日ほど時間を貰ったので一人ツーリングの出発。
見知らぬ土地をがーっと走っていると、開放感がたまりません。自由な。

しかし不意に妄想がよぎります。自由に走る自分。そしてイージーライダーのように善良で真面目な農夫に軽く打ち殺されてしまう自由人。
なんなんだろうこのネガティブな妄想は。
見知らぬ土地を走る自分はその土地の人からするとやはりよそ者であり、反面心地よい疎外感が湧き上がります。
しかしその疎外感は、実は走ってる今だけのことじゃないのでは?いつだって自分はよそ者で居続けたのではないか?常によそ者だったんじゃないか。そして今も。
というようなことを感じたり。
ロードスターではお気に入りのコースをベスパでトレース。やっぱり違うなぁ。一番違うのは不安定さ(笑
山の中でエンジン止まって動かなくなったらどうしよう。とか、ガス欠はイヤだなとか。車ではしなくていい心配事がふと浮かぶスリリングさ。
そんなこんなで緑の中へ。もう五月になろうというのに紅葉が見れるところもあるのです。

話は変わるけど、私の勤める会社の部署には「デザイナー」やら「ディレクター」やらの呼称の付く人もいて「クリエイティブ」なイメージの職業、ということになりますかね。
で、最近事務担当の社員が加わったのですが、その方は非常に気が効いて頭が回るんですよね。自分で仕事を作る。工夫する。みんなの日々を便利にする。
ある日、予定の書かれたホワイトボードに「会議室利用予定」ボードが追加されてました。なるほどこれを利用すれば会議室のバッティングも不在者所在もより分かりやすくなっていいよね。なんていうまでもなくホワイトボードは着々と改良され変化してはいたんですが
「さすがだね、いいねこれ」
というと
「もっと良くみてください、その横」
と、見ると、「今日」の欄に雨マークのマグネットが。帰りの天気か!
便利なだけでなくほっとさせる遊び心とちょっとした気遣い。すべて自分からの提案と行動。クリエイティブな事務の人です。
「クリエイティブな」職業なんて無くて「クリエイティブに」仕事をしているかどうか、なんだよなぁと再認識しましたよ。

木漏れ日も少ない緑の中を走ると心地よくひんやりとした空気が当たります。
自分は自由に、気ままにやってきたなぁ。申し訳ないくらいだ。
サラリーマンで家族が居て子供がいて。そんな項目をリストアップすれば、自由には程遠いと思われるかもね。
職業にステロタイプなイメージしか持てない子供にはちょっとわからないかもしれない。けどなぁ、逆に考えてみてほしい。「自由業」「フリーランス」を名乗る職業の人がどれだけ自由か?ってことを。すごく自由の少ない人に「自由業」という名前をつけてるんじゃないかって例が山のように多いってことを。
職種や職業によって自由かそうでないかが決まるのではナイ。

とはいえ、折角のゴールデンウィークにどこにも行けず予定が付かないのは寂しいなぁ。今日は半日貰ったけれども。
ベスパって田んぼが似合う。田んぼが似合う乗り物はいいよ。日本の原風景にマッチする。

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