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電車で寝る人

朝、電車で私の前に座っている男の人を見てました。

男は若くもない若者(二十歳代中後半?)で、隣には女子中学生が座っています。男はウトウト寝始め、隣の中学生も寝てます。そして男に寄りかかるようにしてました。

やがて男は、肩をゆすり中学生を払いますが、中学生は寝続けます。男は払い、中学生は負けずに寄りかかり寝続けます。やがてエスカレートしていき、男は肘鉄で小突くようにアタックしますが、中学生は一瞬目覚めてまた寄りかかって寝ます。すごいな中学生。普通は目が覚めるかスミマセンくらい言うか、逆に何するんだ貴様!くらいの逆切れをするかと思いきや寝続けるとは。私は、弱者の代名詞である「女・子供」の両方を兼ね備えた女子中学生という存在に、まったく同情できませんでした。何か目に見えない暗闘があるのかもしれません。


山手線では、満員電車ですし、私も一応電車のメタゲームに参加します。つまり、近くに女性がいるときは痴漢に間違われないようにつり革に掴まったり手を上にキープしたり。これって<満員電車で痴漢をする輩がいる>→<警察や駅職員は女性に保護的な対応をとるようにしている>→<それを逆手に、痴漢をなすりつけ、男性に慰謝料をタカるような女性がいる>という、ある種都市伝説めいた構図を想定した行動なわけですが、実際痴漢なんて見たこと無くて、見るのは小競り合いや諍いばかりです。痴漢自体も(体験的には)数が少ないのだから、さらにそれ以上に少ない「冤罪」の心配をすることはないのかもしれませんが、ある種陰謀論的なこのファンタジーに乗っかることが楽しみの一つになっているのかもしれません。
帰りの電車は、総武線でかなりの距離を過ごします。大抵は座れるので、寝ることも多いのですが、総武線は窓枠が太く深く、そこに頭を押し付けるようにして寝ると隣の人に寄りかかったりすることもないので迷惑がられずに済みます。私はよくそうしてます。

寝るにはGoodなポジションに座って、ふと隣の男を見ると携帯音楽再生機をポケットから取り出すところでした。それはiPod miniでした。ついつい見比べると、あらためてnanoが優れている点を理解しました。小さいこと。それもある。輝度の高いカラー液晶。それもある。けれどなんといっても、Macのアイコンそのもののように透明感のあるつややかなボディ、小さいながらも重みと鉱石のような堅さを主張する質感。美しさにおいて圧倒的なのです。俗物的優越感が満たされる感じでした。

やがて私は眠ってしまったのですが、暫くすると肩の重みで目が覚めました。隣のお兄ちゃん。ああ、iPod miniのおにいちゃんか。そうかそうか。好きなだけ寄りかかって寝るがいい。俗物的に嫌なヤツになったがゆえに非常に寛大な心理になった私でした。

コメント (7)

ばるこ:

社会人一年生の時に、先輩(男性)が、かばんを両足の間に置いて、両手でつり革につかまるから、不思議に思って理由を聞いたんですよねえ。田舎から出てきたばかりで、理由聞いて驚いたのを思い出しました。

そこまで用心する必要があるのかどうかは不明です。が、低い可能性でも無用な面倒を避けられるなら、そうしたほうがいいのかな、なんて考えるとついつい防御体制をとってしまいます。おまじない。
瓜田に履を納れず、李下に冠を整さず。

寄りかかられてくるのはとってもいやです。小突きます。

最初はそっとね。推奨。

通りすがりの中年男性:

いい年した中年親父ですが、もたれかかって寝るとなると相手を選ばないと痴漢扱いされても文句は言えません。(上の例でも、もたれかかるのが男女逆だったらかなりヤバイんじゃないかな。)逆に、もたれかかられた場合でも相手を選ばないと、やはり何を言われるか分かったもんじゃありません。別に疲れてるんならもたれかかって寝るくらい私は気にしませんが、そういうことも考えてもたれかかる相手は選んで欲しいものです。

やっぱり気を遣いますね。
よっかかってくる人に対して、文庫本のページの角を刺すようにして対抗してるねーちゃんを見たことがあります。やりすぎ。
無用なトラブルを招くようなことは避けたいものです。

ひい:

ちょっと体動かして起こす程度が良いと思います。
あんまりしつこかったら電車本数多いなら一回降りてやり過ごすとか
文庫本の角はやりすぎですね
ちなみに、自分が寝るときは膝の上に鞄を置いてそれを枕代わりにしてうつぶせに寝るようにしています。

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