脈々とあるあの宗教
ARTIFACT@ハテナ系 - ネットはカルトのプロパガンダ場
流れぶった切ってスマソが、とても嬉しいことがあったので聞いて下さい。
話として面白い。が、いかんせん…カノセさんのリンクも一通り見ていただけると、さらにオモシロさ倍増。
私もこの話に違和感を持ったのだけど、いかがわしさをどこで感じるかというポイントが違ってて面白い。やはりARTIFACT@ハテナ系で紹介されてたシナトラ千代子 - いともかんたんに「純潔教育」へと誘導されるかわいそうな童貞たちさんは、文章構成、内容から理路整然と怪しさを解き明かしています。本当に頭のいい人ってこういう解き方をするんですね。
私はというと、後半の陰謀史観のクダリもオヤ?と思ったけれども決定的なのが下の一節。
「だから今、昔からの本当の大金持ちの家とか政治家の家とか、そういう家では
本当に気をつけてるそうだ。どこだったか今、都内の女子高でも本物のお嬢様学校
と呼ばれる所じゃ昔以上に校則を厳しくしてる学校もあるらしい。茶髪禁止、
化粧禁止、携帯電話持ち込み禁止、登下校時に繁華街への寄り道禁止とか」
政治家や実業家などの一部金持ち階級が、知識を囲い込み自分たちだけ保身に走るという構図。これは昔聞いた事がある。それの手直しコピーだ。昔は、話が「健康的な食べ物」で、一般人が口にしている食べ物は汚染されているみたいな文脈。それのバージョン違いだ。
ていうかそもそも、メインの「崇高な童貞くん」より、そっち系の情報なら私のほうが詳しいはずだから「あれ、話違うよ…」てなことでストレートに判ってしまいました。
でも元のストーリーがデマであれ何であれ、今、HIV陽性の人ってのは、実は案外多いというのは本当のところらしい(ここは曖昧に私も「らしい」を付けとくよ)
しかし残念なことに、それは「遊びまわってる尻軽女」から広がってるわけではなくて、むしろオヤジ連中が東南アジアに旅行して買ってそれで貰ってきましたというパターンが多いらしい。つまり、童貞君のほうがより危機に近いという言い方もできる。若い頃抑制してると歳をとってからトチ狂うって言うしね。
まぁ普通に海外旅行の際は、人として恥ずかしくない程度に、ハメを外しすぎないというのは私も思うところではあります。
追記:050825
そうそう、関連記事にも疑問に思うことあり。たしかに、上記内容は統一教会のプロパガンダには違いないだろうけども、それを読んで信じた人がどうかなるということもなかろうとも思います。信じてしまうのはトホホなことではありますが。
中には妙な影響を受ける人もいそうですが、多くは「ほほう!」「なるほど!」と思いながら別に純血主義に向かうこともなく何かアクションするわけでもなく、妙な都市伝説が一つ個人や社会に追加されるだけでしょうね。
コメント (9)
ネットで文章を読んでいて「らしい、らしい」を連発する話をよむと、「こいつ、意図的に噂を流しているな」と、思いますねぇ・・・
まして、書き手本人ではなく、書き手の友人の口から出た言葉の引用という形式で、「友達が、らしいらしいと言っている」と、2重の『あいまいフィルター』がかかっている文章だと、「こいつ、何をたくらんでこういう文章を掲示板に書き込んでいるんだろうか?」と、思ってしまいます。
でもまあ、匿名掲示板に書く程度なら、大したことにはならないと思いますよ。結局、信じるのは最初から信じたがっていた人だけです。
一方、実生活で、職場なんかでこういうことをやられると、たまりません。以前の職場には、部下や上司や同僚について「らしい、らしい」と噂を流しまくるマネージャーがいて大変なことになりました。やはり、「他人から聞いた話では、何々らしい。AさんがBさんの噂を流しているらしいと、Cさんが噂しているらしい」と、噂の情報源は他人であって自分は噂を流している本人ではないという設定で噂を流しまくり・・・
普通の会社だなら、噂を流しまくるやつのほうが弾き出されてしまうものですが、立ち上げたばかりの新事業部で、ほぼ全員が急場しのぎでかき集めた中途採用者の集まりだったので、噂攻撃に対する耐性が非常に低く、職場は滅茶苦茶になりました。
私も、知らないうちに「辻は、取引先と怒鳴りあいの大喧嘩をした」という噂を流されまくり、しかも、そういう噂があったと知ったのは、退職後。数ヶ月後、私の元上司(彼も退職)から、後日、「実はこういう噂があったので、キミを担当からはずしてしまったのだ。だが、私は、自分の退職の挨拶で取引先の人にあったときに、その噂がデマであったことを知った。すまない」と、いうメールが来て、そのとき初めて知ったという次第。すべて手遅れ。
個人的には、噂を流すやつも悪いけど、自浄作用のなかった職場それ自身の欠陥だったと思います。だって、人間の本性として、誰でも噂はするものですから。
ネットの掲示板は、意外と、良識は残っていると思いますよ。「らしい、らしい」を連発する伝聞情報の引用文は、たいてい突っ込まれますから。
投稿者: つじ | 2005年08月25日 11:50
日時: 2005年08月25日 11:50
> 結局、信じるのは最初から信じたがっていた人だけです
確かに。人は信じたいものしか見えない、って言いますしね。
しかしリアルで作為的にやられるのはたまりませんね。職場の欠陥、と大きく捉えられるのはその通りといえばその通りですが、さすがにオトナですね。
ネットはだれの目にも触れてしまう分、ツッコミが入りやすい、というのも確かにその通りだと思います。反面、亡霊のようにいつまでも流布しつづけるというほうに機能しそうでもあります。まぁ信じるのは「そういう人」だって点は変わらないと思いますが。
投稿者: metro | 2005年08月25日 12:10
日時: 2005年08月25日 12:10
掲示板にある文章の場合、文頭に「そんなことより、聞いてくれよ」「ところで話は変わるけど」「話の流れをぶった切ってすまんけど」などの形式的な前置きがくっついているものは、あらかじめどこかよその場所で作られた文章のコピー&ペーストだと疑ったほうがいいかも。
掲示板で現在進行中の話題と無関係に、一方的に噂を流し込むので、最初に「ところで・・・」と付け加えることで、唐突さを少なくしようとしているわけです。
実生活でも、これは注意するべき信号でして、こちらからAさんについて質問したわけでもないのに、話し相手が「ところで話は変わるけど、Aさんって・・・」という流れを持ち込んだら、会話は噂話モードに突入したのだと思って警戒度を高めたほうがいいかも知れません。
投稿者: つじ | 2005年08月25日 12:55
日時: 2005年08月25日 12:55
あ、それは確かに多いみたいですね。「ところで話は変わるけど」から始まるコピペ文。
しかし実生活でそれをやっちゃう人がいるとは。でも、私の属するある関係では、そうでなくてもそういう話しはじめをする人がいる(自分の振りたい話題で頭一杯で場の話題を全然聞いてない)ので、あんまりフィルターかけられないです(笑
「ところで…」で場の話題を断ち切って話すことがそんなしょーもない持ちネタかよ!みたいな。
投稿者: metro | 2005年08月25日 13:07
日時: 2005年08月25日 13:07
まあ、話したいことがいっぱいあると、相手の話の流れをさえぎって言いたいことをまくし立てた挙句、相手からは、「で?」と、冷たい反応を受けてしまうことってありますね。
ところで(あはは)・・・
もとのネタの文章を読んでいて気がついたんですが、前半部にも創作としての大きなミスがありますね。作者が「この尻軽女は、HIV感染者だった」と暴露する場面で、なぜか、「この女性と関係を持っていた職場の男性たちの反応」についての言及が全くない。「尻軽女にHIVをうつした感染源の男性」に二股をかけられていた、他の女性たちを笑う話だけがある。
極めて不自然ですが、おそらく著者の脳内では、暗黙の前提として、HIVは自分の気に食わない女にだけ感染することになっているためだと思われます。だから、作品中に出てくる男性の同僚はHIV感染の心配をする必要がありません。正確に言えば、そういう場面を描く必要性に著者は気がつくことができないわけです(噂を流す人にありがちな、自然法則さえもが自分に都合よくすり替わってしまう例です)。
ただ・・・
長々とコメントを書きましたが、あの作文、何のことはない最初からネタだったのです。不覚にも、私もおおもとの出所を確認していませんでいたが、そもそもどこに投稿されたかを見るとネタだと分かります。
出所は・・・
モテない男性@2ch掲示板
http://etc4.2ch.net/motenai/
掲示板の規約:
> 以下の投稿は一切禁止です
(略)
> 2 以下に該当する男性及びそれを装う投稿
(彼女持ち、元彼女持ち、素人童貞を除く非童貞、告白された事がある、女友達が居る、モテている、女性から好感を持たれている)
> 3 彼女が欲しい、モテたいというポジティブなモテない男性
つまり、単にもてていないのみならず、もてるための努力もしたくない男のみを対象とする特殊な掲示板なのでした。ちなみに投稿されたスレッドの題名は、【浮気不倫】女の醜さの証明7【中絶DQN】というもの。これはパート7ですが、現在はパート14。なんだかな。
プロパガンダでもなんでもなく、女性に対する歪んだ感情を源泉とするファンタジーを交換し合って内輪で盛り上がっていただけなのですよ。きっと。
もっとも、エイズは笑い話じゃないんで、遊び半分の作り話のネタに使って欲しいとは思いませんが。
投稿者: つじ | 2005年08月25日 17:26
日時: 2005年08月25日 17:26
なるほど。もともとネタということでファンタジーだったと。
でも「女の醜さ」よりも「世界の解明」だし、突然の闖入でもあり、微妙な感じはします。新興宗教系の類型的な話には、少なくとも酷似してますしね。
あと、話に溶け込みにくい箇所として、職場をイメージできないところ。価値観の対立はいいとして、つかみ合いの喧嘩までしたら会社辞めてるでしょ、とか、業務内容に全く触れてないし、AVのオフィスセットみたいなそらぞらしさがあります。
投稿者: metro | 2005年08月25日 17:45
日時: 2005年08月25日 17:45
あのファンタジーの最大の問題点は、一見するとエイズの流行を憂慮しているように見えていても、本音では、むしろそれを歓迎しているという点です。決して、エイズの流行を防ぎたいという気持ちから書かれたものではなく、自分の気に食わない女どもを地獄に送ってくれるエイズ様万歳! 俺たちの言うことを聞かないと地獄に落ちるぞ~ というわけ。そういう主張は、エイズが発見された直後からいくつかの宗教団体(日本や韓国に限らない)が公然と流布していました。
表向きは、「私たちはエイズの蔓延を憂慮し、世のため人のため、エイズの流行を防ぐためにこういう啓蒙活動をしているのです」と言っていて、もしかしたら当人は本気でそう思っているのかも知れませんが、それはただの自己欺瞞。連中は決して、エイズの根治療法が発見されエイズが撲滅されることなどは望んでいません。だからこそ、あの話の後半部では、エイズが普通の病気になってしまうことに対する激しい嫌悪感に満ちているわけです。
これは何ら新しいタイプの主張ではなく、「疫病や天災は、けしからん人間どもを処罰するため神の意思だから、それを治療したり予防したりするのはとんでもない悪事である」という主張は100年以上前からあり、例えば、避雷針の発明は、神罰をすり抜ける卑劣極まりない発明として非難されました。
とどのつまり、あの創作の前半の主旨は、「俺の嫌いな腐れ女がエイズになった。エイズ様ありがとう。腐れ女め、ざまをみろ」であり、後半の主旨は、「エイズ様が恐怖に満ちた死病ではなく、あまり怖くない普通の病気になりつつある。許しがたい」と、いうわけです。
いずれ、(おそらくガンよりも先に)エイズの根治療法は発明されるでしょう。そうなったら、また連中は、新しい災厄のネタを見つけてきて、あのファンタジーの中にあったエイズという単語をワープロソフトの検索置換機能で入れ替えて、またネットにばら撒くのでしょうね。人の不幸は密の味なのです。
投稿者: つじ | 2005年08月27日 12:14
日時: 2005年08月27日 12:14
恐怖の大王と、正しきものが生き残るというのは旧約聖書以来の定番ですかね。いやもっと古いのかもしれませんが…
ガンより早いというのはその通りなようですね。たぶん風邪より水虫より早そう。
というわけで、普遍的でコピペ不要な文にするために是非水虫で置き換えて欲しい。
投稿者: metro | 2005年08月28日 08:16
日時: 2005年08月28日 08:16
水虫も風邪も不治の病ですからね。
あ、恋の病もか。
つじさんのいう、エイズをネタに使うのは許せん、というのには同意ですね。
調べてみたら世界で約4000万人がHIVに感染という
情報が出てきます。
WHOの資料からなのでそう大きな間違いはないかと。
(ただ日本での感染拡大が男性同士の水平感染ってのは…あるのだろうか?)
その一方で純潔うんぬんで統○どうたらが、っていうのもちょいキモイです。
統○のところを福○派に置き換えてもいいのに、敢えて統○というカルトを
持ち出してくるところにキモさ感じます。
結論。どっちもキモイ。
投稿者: とくがわ | 2005年09月02日 20:46
日時: 2005年09月02日 20:46