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二元論の正体

ARTIFACT@ハテナ系 - 2000年代に考える「ネアカ」と「ネクラ」

という記事で「ネアカ」「ネクラ」という懐かしい単語が。ネクラは今でもある程度以上は通じるとしても「ネアカ」は死語だよなぁ…(以下のエントリは引用記事内容からは離れます)

もともと「ネアカ」というのは語呂からしても無理がありますが、内容としても無理があります。「ネクラ」の対立項として作られた概念ですからね。この分類は、むしろ「ネクラ」「ネクラ以外(の代表)」という分類が正しく、その後一部ライターが言ってた「オタク」に対する「おソト」という言い方を思い出します。ミカンが好きな人とそうでない人、みたいな分類で、二元論と言えば二元論なんだけども、片方は、もう片一方を語るための重しに過ぎないわけなんですよね。

「東洋的な」というのも、誤用してる人が多い用語で、大体において、日本と一部漢字を使う国の傾向を指していうことが多くて、なんだかなと思います。もともとは非西洋を指して東洋と言っていたことは、東洋の広大さからしてみてもわかるというものです。一体誰が、極東の島国からオリエンタル文明の地チグリス・ユーフラテス流域までをひとくくりにできるでしょうか。「東洋思想」のような概念も、非西洋的な、というバックボーンがあって初めて成り立つというものです。西洋=ミカンに対する東洋=非ミカン、みたいなところは、案外見落とされがちな感じです。

まあそういう意味でも、排他的二元論というのはある主張、カテゴリを強化するために都合よくもう一方を用意しているだけだということには注意が必要です。郵政民営化賛成/反対というのもつまり悪者あぶり出しという構図なわけで、民主党なんかはそんな構図に乗る必要もなくて独自の観点から何が国政にとって重要なのかを別に語りだせば面白かったわけですが、結局民主党もまた「反自民」という、もっとちっちゃな排他的二元論でしか動いてなかったということがバレバレになって、根の張った意見を言えないというのもなんだかなという感じですね。

そういや昔から疑問に思ってたんですが、日本で右翼左翼と言う場合、右翼というのは、左翼に対するほど具体的思想性ってないですよね。左翼の対立項に過ぎないような。実体は反左翼を指してるにすぎないんですかね(裏はとってません)

コメント (2)

KAA:

>> 実体は反左翼を指してるにすぎないんですかね

外に敵を作らないとアイデンティティを保てない
かわいそうな人たちなんです.


まぁ街宣右翼って言うのもありますが
アレが右翼かと言われるとちょっと違う
様な気がしますね.

そうそう。反共とか反米とか、アンチであっても能動的なナニってわけでもない感じですよね。

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